2018/05/10
世界中で一番嫌われる男

山桜

平成30年5月某日
この頃、やたらセクハラで男性が訴えられている。セクハラは大抵パワハラと同時に行われる。

仕事を装って、女性記者にセクハラ発言をした財務省の役人がいたが、あれもパワハラを含んでの行為。しかし・・・、ほんとに姿も心もブサイクな奴。心がブサイクだから顔もブサイクになる。すべてはその人の心の投影、具現化。

だからブサイクな人には要注意、です。

私が若い頃は当たり前のようにセクハラが横行していた。いきなり胸を触ったり、卑猥なことを言ったり、男達はやりたい放題だった。

実はそれだけで女に相手にされなくなり、軽蔑されることに本人が気づいていないだけ。セクハラをやるようなヤカラは、女性にもてないということが本人には分かっていなかったと思う。
 

女性は礼儀をわきまえた紳士が好きなのだ。

ドアを開けてくれたり、重いものを持ってくれたり、さりげなくエスコートしてくれたり。フランスでは4才くらいから紳士教育が始まる。理屈抜きに父親が行動で紳士のふるまい方を教える。

たとえばエレベーター。家族4人だとして、父親は妻と娘を先に乗せる。その間、小さな息子は父親が片手で制するかたちで、女性達が乗るまで待たせる。たとえオムツをしている2才の子でも、地下鉄でヨロヨロしているから席を空けると、「メルシー マダム」とお礼を言ってくれる。母親はそれを微笑んで見ている。2才の男の子は自発的にお礼を言ったのであって、母親に「お礼を言いなさい」と言われたわけではない。
 

そんな普通の大人の男のふるまい方をきちんと教えられていない日本の男はかわいそうだと思う。

なぜ世界中で一番嫌われているのか、本人はまったく分かっていない。

学歴社会で優越感を持ったり、劣等感を持ったり、そんなことはその人の勝手で、社会性があるかどうかが問題なのだ、ということが分かっていない。それにそんなことを気にするとしてもこの日本というちっさな国でしか通用しない。

昔、最初の子を妊娠していたとき、電車で定期検診に通っていた。来た電車が混んでいたので、次の電車を待つことにした。七ヶ月だったからお腹がいささか目立ってきていた。押されるのが怖かった。ようやく次の電車が来た。空いていた。ほっとして乗り込もうとしたら、後ろから来た若い男が私を突き飛ばすようにして先に乗っていった。空いている席をめがけて走っていき、どっかりと座った。

私は立ったまま、怨みがましい目でその若い男を見た。次の駅に着くまで見ていたら、その男はこそこそと降りていった。
 

たまたまお金が少々入った知り合いがいた。マメな人で奥さんの話では料理も皿洗いもしてくれるということだった。

それがお金が入ったとたん、人格が変貌した。威張る。人を見下す。それまで○○さんは・・・と私に言っていたのが、突然、アンタさあ、と言い方が変わった。

お腹も出てきた。灰汁をかぶったみたいになんとなく汚れて見えるようになった。若い女を見ると目の色が変わり、「僕さあ、お金あるんだけど」と言いたげな顔になる。

それがどうした、ということなのだが、お金はまことに怖い。本人は無自覚で、それまでの貧乏の抑圧から解放され、無意識に地?が出てきたのかも。もちろん、奥さんにも気を使わなくなって、いちいち彼女のことをイライラした目で見るようになった。

「イヤ、まあね、別れてもいいんだけどさ」と私に小声で言った。

どうしようと勝手だけど、ほかに引き取ってくれる女性がいるとも思えない。
 

2018/05/10 高瀬千図

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