2011/01
全面的な信頼

明けましておめでとうございます。

2011年のお正月、皆さまはどんな新年をお迎えになりましたか。
密教気学九星術で見るかぎり、今年は経済も持ち直し、少し明るさが見えてくる年になりますが、やはり波乱含み、不安定です。2010年の変革を求めた1年が過ぎ、期待通りに進まなかったこともあって、肩から力を抜いてもう一度柔軟に考えてみよう、もう少し気楽に行ってみよう、というのが今年の傾向ですが、金権主義はますます過激になります。少年犯罪や少女たちが被害に遭う事件が多発するかもしれません。

とはいえ、ここ原村は相変わらずの日々。私は年末年始ともに仕事でした。医学を勉強中の次女は毎日リビングで勉強。我が家の子供たちのその習慣は小学生の時からで、それは幾つになっても変わらないもののようです。自分の部屋ではなく、教科書を抱えてリビングにやってくるのです。

そんなわけで彼女たちが受験勉強のときはことに、テレビもつけられず、私も結局その間は「徒然草」や「源氏物語」を読み直したりなどしつつ、同じテーブルでお付き合いをしていました。お陰で日ごろ読もうと思ってもなかなか手が出なかった物をたくさん読むことができました。

『脳と心の関係』について研究を行っている茂木健一郎さんは、子供がリビングでお母さんの顔を見ながら勉強するのは、脳の発達に非常に良い効果をもたらすと言っています。心が安定した状態で集中したり、リラックスしたり、とその加減がいいのだそうです。それを知っていたわけでも、意図したわけでもありませんが、ただ自主性だけは大事にしてあげたいと思っていました。

子供が小学校に行くようになってから今日まで、私は「勉強しなさい」とか「宿題は終わったの」とか言ったことがありません。一度もないのです。やらなくてはならないことを誰かに指摘されたり、ましてや命令されたりするのは誰にとっても嫌なことです。それだけでやる気をなくしてしまいます。それが分かっていたので、口を出したのは社会的なルールやマナーについてだけでした。

「勉強したくない」と娘が言えば、「じゃあ、一緒に遊びに行こう」と言う母親でした。「あなたの人生は100%あなたのもの。だから、好きなように生きていい。でも自分のしたことにはすべて自分で責任を取ること」そのとき長女は中学生で、学校がものすごく荒れていたころです。

「あの時はすごく恐かった。全部自由、でも自分の言動の全部に責任を持たなくてはならないというのは、考えるとほんとに恐かった」と娘は後になって言いました。でも、伝えたかったのは、子供たちへの全面的な信頼でした。どんなプロセスをたどろうとも、どんなに時間がかかっても自分をちゃんと発見し、生かせる人生を生きてほしい。少なくとも親の私はその邪魔だけはしたくなかったというのが本音です。それは今も変わりません。

今年もまた皆さまにとってすばらしい進化と発展の年となりますように。

2011/01/06 高瀬千図拝

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